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◆2020年6月


 やっと外を出歩けるようになりました。その後は皆様いかがお過ごしでいらっしゃいましょうか。この緊急事態宣言が発令されていた最中は、家の中で踊ったり陶芸をしたりして過ごしていました。その時期に「NHKBS1」の番組では、「欲望の資本主義・2020・スピンオフ」、「パンデミックが変える世界」、「グローバル経済・複雑性への挑戦」などが放送されました。その番組を観ていますと、コロナの騒動というよりは、現代を取り巻く現象がよく見据えられていて、それぞれの哲学者や、経済学者が話していることを深く理解できるようになりました。しかし、その出演している皆さんの言葉が(翻訳)大変難しく、何度も録画を停止しながら日本語訳を理解していったのです。科学者、経済学者、哲学者さん達がそれぞれ、今のこのコロナの時代のことを的確に捉えていました。またそれらのお話は、未来の私たちの有様が想像出来るような素晴らしい番組でした。皆様もご興味がありましたらオンデマンドやYouTubeでも視聴できると思いますので是非ご覧いただけたらと思います。

 ところで、私はこの自粛中に大変困ったことに気づきました。色々な意味で、今までの自分の予定は外から組まれてあったようにも思いました。この時期は、自分で自分の時間割を決めなければなりませんでした。自分は若い頃から芝居の世界で活動をしていましたが「休日に何をしたらいいか」「長い休みの間に何をしたらいいか」を自分で決めることが大変難しい人間だったということに改めて気づいたのです。そういう中でも、これから先は外に出歩けられるようになりましたので、ゆっくり散歩をしたり、出来れば外食をしたりしてみようかと思っています。今後しばらくは大きな仕事はありませんが、夏に向かって何か準備ができればと思っています。しかし、今の自分の状態(不要不急の外出自粛)に、現在では少し慣れてきまして、これから先に、自粛生活が来ても、すぐにその生活に入って行かれるように思えるのが不思議です。また緊急事態解除となっても、外に出ますのが何となく不安が拭えない状態でもありました。専門家の予測では、また第二波もやってくるというようなお話も出ております。第二波、第三波が来ても、出来るだけ大きな感染拡大を防げるように、日本独自の自粛のやり方で乗り切れればと思っております。皆様どうぞお体お大事になさって下さいませ。

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