皆様いかがお過ごしでしょうか。いよいよ梅雨も明け、本格的に夏の暑さがやって参りました。
お蔭様でブルノートコンサートを20日に無事終了しました。ライブハウスでの歌を聞いて下さるお客様が大勢おいで下さいました。本当に有難い思いでした。とても緊張した毎日でしたが、勉強にもなりました。『これからも、少しずつ続けられれば良いなぁ・・・』と思っております。
7月は24日から京都南座の特別舞踊公演に続いて、8月も南座に出演させていただいております。
先月も申し上げましたが、6月の「桜姫東文章 下の巻」を無事に終了できましたことを大変嬉しく思っております。7月は細々と映像の編集の仕事、それと映画の「夜叉ヶ池」が渋谷ユーロスペースで上映されましたので、その打ち合わせをしたり、篠田正浩監督と舞台挨拶をさせていただきました。40年前の映画がデジタルマスターで、新しくリニューアルされての上映で、色々と感慨深いものがありましたし、有難いことだと思っております。この映画をデジタルマスターでリニューアルする「修正」とでも言うのでしょうか、今の技術で映像を新しく生まれ変わらせることが出来るのが驚きでもあり、喜びでもあり、監督共々手を取り合って喜んだのです。そしてまた、WOWOWのテレビ番組では、私の作品が7本ほどオンエアーされまして、自分の映像作品がテレビで放映されるのは初めての経験で、自宅で観た時には、時が20年~30年、あるいは40年と越えておりまして『あぁ、こんなものを作ったんだなぁ・・・』という思いと、『今の時代ではこれを企画として出しても通らないんじゃないかなぁ・・・』という思いで観ておりました。WOWOWのチャンネルに取り上げていただいて本当に嬉しく思いました。
さて、9月歌舞伎座での「東海道四谷怪談」が発表となりました。公演の為に京都に滞在してしまいますと、9月歌舞伎座公演の打ち合わせも出来ませんので、7月中は、その打ち合わせ、話し合い、使う物などの発注をして毎日を過ごしておりました。可笑しな話ですけれども、この時期に時間を持て余しておりますと、何気に心が落ち込む今日この頃でしたので、自分はわざと忙しく過ごしておりました。
8月も京都は猛暑になると思います。皆様も暑い日本の夏をお過ごしのことと思いますが、どうぞご自愛くださいませ。私もこの暑さをくぐり抜けて、南座での舞踊公演を行い、皆様には少しでも現実お忘れ頂けますように一生懸命努めたいと思っております。休演日には京都の素晴らしさを改め見詰め直したり、人気の無いお寺に行ったり、お庭を見たりすることもできると思います。大文字焼きも密かに見られればと思っております。
この夏が過ぎましても、まだまだ9月は暑いと思いますが、なんのかんのと言っているうちに、秋がやって来て、冬がやって来るのでしょうか。夏が過ぎて、時が過ぎて行くことをつくづく感じる今日この頃でございます。
それでは、みなさまどうぞお身体に気をつけてお過ごしくださいませ。
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