3月になりました。皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
2月は「お話と素踊り」の会を各地で開催させていただきました。「お話と素踊り」の会は、2021年の7月に「すみだトリフォニーホール」から始まりました。その時はコロナのパンデミック中にもかかわらず大勢のお客様にご来場いただきました。大変嬉しかったのですが、反面、恐縮致しておりました。また、お客様のご自宅から会場へ往復の道中も心配でした。今年の2月は岡山や三重の他に、東京の文京区や東京近郊の市川市と所沢市での開催もありましたので、皆様になるべく同じお話をしないようにと考えていました。基本的に今回は「旅」をテーマにお話をさせて頂きましたが、所沢市では「篠山紀信先生」のお話も加えさせていただきました。今後も時間の許す限り各地を回らせて頂くと思います。今回も感じたことなのですが、客席と舞台の距離は有りますが、人間どうしが直接会ってお話しすることが大切だと思えたのです。お客さまも大勢ご来場下さっていただいたことを考えますと、そういう機会を楽しみにしてくださっているのだなとつくづく感じたのでございます。これからも私は、人間同士が直接に顔を見合わせて話すことを大事にして行こうと考えたのでございます。
3月は17日、18日の2日間、ブルーノート東京でコンサートを開催せていただきます。ブルーノート東京でのコンサートも今回で3回目となります。毎回違った曲をと思いますが、自身のヒット曲というものを持っていない自分ですので、カバー曲を歌わせて頂き、前半には少しだけ新曲をと考えております。そして3月の19日と20日には「飛鳥Ⅱ」に乗船させて頂きます。豪華客船ですから19日は海の曲を並べてのコンサートとなりまして、20日は衣裳解説と日本舞踊のイベントを開催させていただきます。公演の無いその他の日は、今年の夏以降に色々と計画されております催し物のお稽古等を行います。
また、4月は歌舞伎座で片岡仁左衛門さんと、「お染久松色読販」から「煙草屋」「あぶら屋」の場、そして「お祭り」でご一緒させていただきます。「お染七役」の「煙草屋」「あぶら屋」の場は、2022年の2月に歌舞伎座で上演させていただきましたが、そのころはソーシャルディスタンスを考慮しての歌舞伎座でもあり、客席が半分の席数でした。今回は全席にお客様をご案内できるということで会社からも、この演目をというお話を頂きまして、皆さまと歌舞伎座でお会いできますことを大変楽しみにしているのでございます。
2月は暖かい日が続いたり、急に寒い日に戻ったりしました。3月の末には桜が観られることでしょう。「暑さ寒さも彼岸まで」と申しますが、この頃は気候変動が激しくなっております。皆様、お身体にお気をつけてお過ごしくださいませ。そして、3月のコンサート、4月の歌舞伎座でお目にかかれますことを楽しみにしております。
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